クライマーズ・ハイ

横山秀夫

日航ジャンボ機が群馬県御巣鷹山に墜落した日、地元紙である北関東新聞は蜂の巣をつついたような大騒ぎに見舞われた。事故現場は地元、しかも乗客乗員500人以上が犠牲となった未曾有の航空事故。全国の注目が集まる中、地元紙のプライ … 続きを読む

国土が日本人の謎を解く

大石久和

日本人は「流れる歴史」を持つ民族であり、ヨーロッパ人は「積み重なる歴史」を持つ民族。前者はきれいさっぱり流れてしまって改めて作り直さなければならず、後者は流したくとも積み重なってこびり付いているものの拘束から解放され得な … 続きを読む

イスラム化するヨーロッパ

三井美奈

中東・北アフリカ系移民2世、3世をはじめとした欧州人が、中東に渡り、アル・カーイダやイスラム国に参加するケースが増えている。彼らにはいくつかの共通点がある。その多くは定職がない、イスラム教に帰依する前は軽犯罪に手を染めた … 続きを読む

孤立する韓国、「核武装」に走る

鈴置高史

地上配備型ミサイル迎撃システム(THAAD)の在韓米軍基地への配備をきっかけに、韓国が親米派と親中派に分裂した。米中を競わせ、双方から利を得るという朴槿恵大統領の二股外交がもろに裏目に出た結果だ。韓国は米国との同盟を続け … 続きを読む

さよならパヨク

千葉麗子

東日本大震災後、子供時代を過ごした福島のために立ち上がった千葉麗子氏。原発事故に対する政府の対応にいてもたってもいられず、経産省前でシュプレヒコールをあげる人々の集まりに足を運ぶようになる。政治的な意図はなく、ただ福島を … 続きを読む

幸せになる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教えII

岸見一郎、古賀史健

前作「嫌われる勇気」から3年。青年は再び哲人と対峙する。中学校の教職を得た青年は、アドラーの思想に基づく「ほめてはいけない、叱ってもいけない」ことを教育方針に掲げ実践するが、それは机上の空論でしかなかったと激怒。生徒たち … 続きを読む

日本「新」社会主義宣言

三橋貴明

現在の日本は長引くデフレーションにより、国民の貧困化が継続している。日本経済のピークはすべて1997年だが、賃金から物価の影響を排除した「実質賃金」で見ると、日本国民の所得はピークの97年と比べて、2014年末時点でなん … 続きを読む

「ドイツ帝国」が世界を破滅させる

エマニュエル・トッド

冷戦崩壊後、EUの東方拡大によってドイツは、社会主義政権下で高い水準の教育を受けた良質で安い労働力を活用し、経済を復活させヨーロッパを支配するに至る。著者のエマニュエル・トッド氏は、これを「ドイツ帝国」と表現する。ドイツ … 続きを読む

サムスン崩壊 日本から「ギャラクシー」が消える日

勝又壽良

サムスン電子(以下、サムスン)はもともと日本と深い関係にある。サムスンの経営的な基礎は、日本企業からの資本と技術の提供を受けて固まったからだ。だが、技術は得られても、経営思想は継承しなかったところがサムスン、いやあらゆる … 続きを読む

戦後リベラルの終焉 なぜ左翼は社会を変えられなかったのか

池田信夫

「リベラル」とは、本来の自由主義とは違う意味で、主としてアメリカで定着した大きな政府を志向する人々を指す。これはヨーロッパでは左翼と区別されるが、日本では中道左派の人々が左翼という言葉を嫌ってリベラルと自称するようになっ … 続きを読む