海賊とよばれた男

百田尚樹

ただちに建設にかかれ――国岡商店店主・国岡鐵造は、戦後の瓦礫の中で意気消沈としている店員たちに檄を飛ばす。戦前、国内の大手石油会社の一特約店でありながら、奇抜かつ破天荒な営業戦略で次々に競合を駆逐していった国岡商店。極寒 … 続きを読む

十字軍物語

塩野七生

11世紀終盤、イスラム教徒の支配下にあった聖都イェルサレムを奪還するため、ローマ法王の呼びかけにより十字軍が提唱されヨーロッパ諸国の有力諸侯がオリエントへと旅だった。以後、イェルサレムをめぐって約二百年間にわたって争われ … 続きを読む

天神

小森陽一

共に航空自衛隊の戦闘機乗りを目指す坂上陸と高岡速。目標は同じではあれど、航空学校出でお調子者の陸と、防衛大学校を首席で卒業した自負と孤高を貫く速は、人格的に相容れない不倶戴天の仲。さらに、飛行操縦技術でも雲泥の差があり、 … 続きを読む

希臘から来たソフィア

さかき漣、三橋貴明

曾祖父の代からの地盤と名声を受け継ぎながら、若さゆえの増長により有権者の支持を失い総選挙で落選してしまった橘航太郎。“選挙浪人”となってしまっただけでなく、後援会のメンバーと大げんかしてしまい次第に孤立していく。そんな中 … 続きを読む

精霊の守り人

上橋菜穂子

女用心棒バルサは、ある日、牛が暴れたことで車から川に放り投げられた皇子チャグムを助ける。その功績により王宮にて手厚い歓待を受けるが、実は、王宮に蠢くある陰謀からチャグムを救ってほしいという王妃の懇願を受けるためだったこと … 続きを読む

海辺のカフカ

村上春樹

誕生日に家出をし東京から西へと向かう15歳の少年、田中カフカ。バッグに詰めたのは当座の現金とサバイバルグッズ、そして小さい頃姉と一緒に写った写真。思い出は実家にすべて置いてきた。愛情の欠片もない父親や、ずっと前に家を出た … 続きを読む

13階段

高野和明

傷害致死による2年の刑期を終え仮出獄となった三上と、獄中の彼を陰ながら温かく見守ってきた刑務官の南郷。この2人がそれぞれの将来のためにタッグを組み、10年前の強盗殺人事件で死刑判決を受けたものの冤罪の可能性が残る樹原とい … 続きを読む

真冬の向日葵 ―新米記者が見つめたメディアと人間の罪―

さかき漣、三橋貴明

舞台は、出口の見えないデフレ経済に苦しむ2000年代後半の日本。時の与党は、公共事業を中心とした経済政策で景気回復を図るが、マスコミからの情報戦により支持率を落としに落とし、ついには衆議院選挙で惨敗してしまう。国民から絶 … 続きを読む

黒い家

貴志祐介

およそ人とは思えぬ残忍な手法により保険金詐取を企む人非人と、それに巻き込まれる形で恐怖に追い詰められていく保険会社スタッフを描いたサイコホラー。身の毛がよだつような凄惨な描写はもちろん、心理学、生物学、臨床医学などさまざ … 続きを読む

永遠の0

百田尚樹

大東亜戦争末期、エースパイロットとして名を馳せながら特攻隊として散華した祖父の足跡を追う。フリーライターである姉にせっつかれ雑誌の企画に協力する体裁で、かつての祖父を知る元帝国軍人を訪ねて歩く主人公・健太郎。その先々で、 … 続きを読む