ネット右翼の逆襲–「嫌韓」思想と新保守論

古谷経衡

収入、学歴、社会的地位、外見といった点の底辺に位置し、政治的には麻生太郎絶対支持、過激かつ排外的な言説を吐くという文脈で語られることの多い「ネット右翼」。ここ10年ほどで急速に浸透し、まるで生物学上の珍種でも発見されたか … 続きを読む

反動世代―日本の政治を取り戻す

森 健

リベラルを掲げれば左翼と罵られ、愛国を唱えるとネトウヨだと白眼視される。民主党政権時から安倍自民党政権へと移行した現在の日本において、論壇で活躍する言論人を右左どちらか一方にふるい分ける作業が行われるようになって久しい。 … 続きを読む

日本をダメにしたB層の研究

適菜収

B層とは、「マスコミ報道に流されやすい『比較的』IQが低い人たち」のこと。これは著者の適菜収氏の造語ではなく、自民党が郵政解散選挙に臨むにあたって広告会社に作成させた戦略概念のことだという。そのB層という響きからは、B級 … 続きを読む

神道と日本人 魂とこころの源を探して

山村明義

著者の山村明義氏は、まず「日本が世界に誇れるもの」とは何かを読者に問う。現代に生きる私たちの脳裏に真っ先に浮かぶのは、世界に冠たる最先端技術や相撲や歌舞伎などの伝統芸能、万世一系の皇統を保持する悠久の歴史、あるいはアニメ … 続きを読む

官僚の反逆

中野剛志

昨今のTPP騒動の中で、「外国の力を国内に意図的に引き込んで、日本の政治を動かしてやる」と公言する官僚が現われた。国益のために奉仕すべき官僚が、こともあろうか米国からの“ガイアツ”を頼み込んでまで、国家ひいては自由民主主 … 続きを読む

原発ゼロで日本は滅ぶ ―“非科学”福島セシウム避難の国家犯罪

中川八洋、高田純

東日本大震災発生後、放射能の空間線量を外部被曝線量とすり替えた捏造報道により被災地の危機感を煽り、また事態収拾の意欲に燃える科学者が締め出されたことにより、科学的根拠の一切ない避難区域が設定されてしまった。本書は「福島県 … 続きを読む

「幸せなお産」が日本を変える

吉村正

器具や薬は一切使用しない、人類が太古の昔より連綿と続けてきた自然分娩だけにこだわる産科医。現代社会の育児放棄の淵源は幸せなお産が少なくなったことだと喝破し、自身が立ち会った2万以上のお産にまつわるエピソードや、これからの … 続きを読む

フェイスブックが危ない

守屋英一

実名登録を原則とすることで、ハンドルネームでの運用がメインだったSNSの世界をがらりと変えてしまったフェイスブック。音信不通となった過去の友人と再会したり、リアルな仲間内での情報交換の場に利用したり、人脈を広げたりするこ … 続きを読む

口コミ伝染病―お客がお客を連れてくる実践プログラム

神田昌典

過大な広告費をかけず、既存顧客を通した口コミのみで販路を広げていくノウハウを徹底的に解説。いくつかの段階を踏みつつそのプロセスが解説されていくが、その真意は「商品を買った人が、つい誰かに話したくなってしまう」ところに導い … 続きを読む

売国奴に告ぐ! いま日本に迫る危機の正体

三橋貴明、中野剛志

売国奴というと、ちょっと前では河野洋平、村山富市、最近では鳩山由紀夫、菅直人あたりが思い浮かぶが、この本はそうした売国政治家を名指しで批判するものではない。日本のデフレ経済不況をさらに促進させようとしている「新自由主義経 … 続きを読む