一神教と国家 イスラーム、キリスト教、ユダヤ教

内田 樹・中田 考

国民国家がいま解体過程に入っている。国民国家とは、国境線があり、常備軍と官僚群を備え、言語や宗教、生活習慣、伝統文化を共有する国民たちがそこに帰属意識を持ち、相互扶助的なしかたで共生している共同体のことを言うが、その国民 … 続きを読む

巨大地震〈メガクエイク〉Xデー

藤井 聡

3・11の東日本大震災は、2万人近くもの犠牲者を出し、数多くの街に巨大な被害をもたらした。同時に、私たち日本国民に、私たちが暮らしているこの日本列島には巨大な自然災害の危機がつねに潜んでいるという「現実」をまざまざと見せ … 続きを読む

台湾に生きている「日本」

片倉佳史

台湾に残された日本統治時代の遺構をめぐって綴られた一冊。90年代後半から台湾に移り住んでいる著者の片倉佳史氏が、実際に自らの足で台湾各地を訪問。そこで発見した日本にゆかりのある建造物やインフラ設備、そして日本統治時代を生 … 続きを読む

日本史の謎は「地形」で解ける

竹村公太郎

歴史の教科書には「1603年、関ヶ原の戦いに勝利した徳川家康は江戸に幕府を開いた」という記述はあるが、“なぜ”それまで日本の中心だった大阪や京ではなく江戸だったのかについての説明はない。豊臣秀吉によって一方的に命令された … 続きを読む

「第5の戦場」 サイバー戦の脅威

伊東 寛

コンピュータとインターネット技術を中心とする、いわゆるサイバー技術を利用するようになって、私たちの生活はとても便利になった。だが、電気や通信、交通といった重要な社会インフラがネットワーク化されるにつれ複雑化、多様化し、次 … 続きを読む

世界が憧れる 天皇のいる日本

黄文雄

神代の時代から今日まで続く日本の天皇は世界唯一の存在である。人類史上、ほかのどのような文明圏や国家、民族にも日本の天皇のような存在はない。文明の栄枯盛衰、国家の興亡にともなって、主力民族が交替するたびに最高の権力者も変わ … 続きを読む

世界から嫌われる中国と韓国 感謝される日本

宮崎正弘

安倍首相は2013年11月までにASEAN10ヶ国すべてを歴訪した上、12月にはASEAN首脳すべてを東京に集めて「日本ASEAN特別首脳会議」を開催した。ASEAN首脳が域外に全員集合したのはその結成以来初めてのことで … 続きを読む

知の武装: 救国のインテリジェンス

手嶋龍一・佐藤優

インテリジェンスとは、国家の舵取りを委ねられた指導者がその命運をかけて下す決断の拠り所となる情報を意味する。よくマスコミが「予期せぬドラマ」「世紀の大逆転」などと大げさな見出しを掲げて報じるニュースの背景には、こうしたイ … 続きを読む

インテリジェンスのない国家は亡びる―国家中央情報局を設置せよ!

佐々淳行

2013年1月に起きたアルジェリア人質事件で、イスラム武装勢力が天然ガス精製プラントを襲撃し、現地で開発に携わっていた日揮の日本人スタッフが犠牲になったニュースは記憶に新しいだろう。外遊先のベトナムで第一報に接した安倍総 … 続きを読む

「踏み絵」迫る米国 「逆切れ」する韓国

鈴置高史

2013年9月、アメリカのヘーゲル国防長官が訪韓した折、韓国にミサイル防衛(MD)への参加や日米韓の三国軍事協力体制の強化を呼びかけるが、朴槿恵大統領は従軍慰安婦問題を持ち出しすべて断った。これを皮切りに、アメリカは韓国 … 続きを読む