感染症と文明――共生への道

山本太郎

感染症の根絶は、人類が誕生し活動を開始してからのテーマのひとつであり、それは現在に至っても解決を見ず継続している。感染症は「持ち込まれる」ものであるという一面もあるが、人類史上、人が集団をつくり文明を発祥させるたびに、感 … 続きを読む

激安エアラインの時代

杉浦一機

いま日本の航空業界において、エアアジアやジェットスターをはじめとしたLCC(格安航空)が話題をさらっている。そのインパクトは、大手レガシー航空(日本航空、全日空)の半額以下というリーズナブルな価格設定にとどまらず、インタ … 続きを読む

あなたのすぐ隣にいる中国のスパイ

鳴霞

「中国」と聞いて、中華料理や万里の長城、紫禁城、三国志、パンダなど、歴史や文化に根ざしたものを連想するのは、一般的な日本人として極めて普通の反応であると思う(パンダはチベット原産ではあるが)。それはいい。だが、「中共(中 … 続きを読む

医者に殺されない47の心得 医療と薬を遠ざけて、元気に、長生きする方法

近藤誠

慶大医学部放射線科講師の近藤誠氏による、拝金主義の医者を見分け、手術や薬で寿命を縮めないための指南書。特に、がん治療に関して多くの稿を割いており、「すぐに切除手術や抗がん剤投与を勧めてくる医者は信用するな」などの持論を展 … 続きを読む

嘘だらけの日中近現代史

倉山満

中国に近代などない。中国大陸の歴史とは独裁の古代と殺戮の中世の繰り返しであり、模範的近代国家である日本とはまったく異質の国。こうした冷徹な史観が日本人に備わっていないから、いつの時代も「悠久の歴史」「十億の市場」「文明の … 続きを読む

海賊とよばれた男

百田尚樹

ただちに建設にかかれ――国岡商店店主・国岡鐵造は、戦後の瓦礫の中で意気消沈としている店員たちに檄を飛ばす。戦前、国内の大手石油会社の一特約店でありながら、奇抜かつ破天荒な営業戦略で次々に競合を駆逐していった国岡商店。極寒 … 続きを読む

神道と日本人 魂とこころの源を探して

山村明義

著者の山村明義氏は、まず「日本が世界に誇れるもの」とは何かを読者に問う。現代に生きる私たちの脳裏に真っ先に浮かぶのは、世界に冠たる最先端技術や相撲や歌舞伎などの伝統芸能、万世一系の皇統を保持する悠久の歴史、あるいはアニメ … 続きを読む

国家の命運 安倍政権 奇跡のドキュメント

小川榮太郎

勝利するのは難しいと思われていた自民党総裁選を制し、解散総選挙圧勝をへて総理就任早々から経済・外交・震災復興を中心に国内外で大車輪の活躍を見せている安倍晋三を追ったドキュメント。総裁選前に出版された「約束の日」の第二弾。 … 続きを読む

僕はミドリムシで世界を救うことに決めました。

出雲充

59種類もの栄養素を生み出し、光合成により二酸化炭素を吸収し、しかも「バイオ燃料」を取り出すこともできるミドリムシ。5億年前の太古から存在し続けているその生命力はもちろんだが、何より飢餓や天然資源枯渇などの問題を解決する … 続きを読む

十字軍物語

塩野七生

11世紀終盤、イスラム教徒の支配下にあった聖都イェルサレムを奪還するため、ローマ法王の呼びかけにより十字軍が提唱されヨーロッパ諸国の有力諸侯がオリエントへと旅だった。以後、イェルサレムをめぐって約二百年間にわたって争われ … 続きを読む