日本の歴史 本当は何がすごいのか

田中英道

事件や戦乱中心ではなく、主に美術・文学面から見た日本人の成り立ちを、古代から現代までの通史としてなぞらえた好著。文化(西洋にも大陸にもない独自性)、宗教(神道と仏教の習合)、自然観(もののあわれ、わびさび)、天皇(125 … 続きを読む

ぼくらの日本

三橋貴明

著者の三橋貴明氏が、東日本大震災で壊滅的被害に遭った東北の被災地、対外負債を返済するために外国人(アメリカ人)に土地を売った結果国家を失うことになってしまったハワイ、ようやく民主化されたと言えど国内のインフラが未熟のため … 続きを読む

尖閣を獲りに来る中国海軍の実力: 自衛隊はいかに立ち向かうか

川村純彦

軍拡著しい中国海軍にスポットを当て、近い将来起こるであろう尖閣諸島有事をシミュレート。元自衛隊高級幹部である著者が、中国海軍と海上自衛隊の実力を詳らかにしながら彼我の戦力を徹底分析する。 結論から言えば、中国海軍は海上自 … 続きを読む

検察の罠

森ゆうこ

迂回献金を受けたとされる西松建設事件、そして土地登記の虚偽記載で告発された陸山会事件と、立て続けに糾弾された小沢一郎。その仕掛け人となったのが、東京地検特捜部をはじめとする日本の司法機関。マスコミを引き込んだ小沢バッシン … 続きを読む

フェイスブックが危ない

守屋英一

実名登録を原則とすることで、ハンドルネームでの運用がメインだったSNSの世界をがらりと変えてしまったフェイスブック。音信不通となった過去の友人と再会したり、リアルな仲間内での情報交換の場に利用したり、人脈を広げたりするこ … 続きを読む

政治家の殺し方

中田宏

横浜市の慢性的な財政改革、議会の馴れ合いの源となる市長の多選阻止などを掲げ、37歳の若さで市長に就任した中田宏氏。1期目より不要不急の手当の廃止、無駄に多い事業所の統廃合などを断行し、赤字財政を着実に黒字へと転換させてい … 続きを読む

夢をかなえるゾウ

水野敬也

平凡なサラリーマンである主人公の前に突然現われた、半人半象という外見を持った奇妙な生命体。自らインドの神・ガネーシャを名乗るや、「自分、変わりたいと思うとるんやろ? だがこのままやと成功でけへんで」と関西弁でまくしたて、 … 続きを読む

黒い家

貴志祐介

およそ人とは思えぬ残忍な手法により保険金詐取を企む人非人と、それに巻き込まれる形で恐怖に追い詰められていく保険会社スタッフを描いたサイコホラー。身の毛がよだつような凄惨な描写はもちろん、心理学、生物学、臨床医学などさまざ … 続きを読む

ルポ 貧困大国アメリカ

堤未果

いまや神話となった「アメリカンドリーム」に押し潰される形で、下層階級のみならず中流層までもが貧困へと転落していくアメリカ社会のリアルな現状を綴ったルポルタージュ。本書とその続編(ルポ 貧困大国アメリカ II)にて、物価高 … 続きを読む

日本は「国債破綻」しない!

三橋貴明

経済評論家の三橋貴明氏による気合いの一冊。国債に関する正しい知識と具体的なデータを用い、「国債発行残高が900兆円を突破したから財政破綻する!」「赤字国債乱発で日本は信用を失い円が暴落する!」「国民一人あたりの借金は○○ … 続きを読む