フジテレビデモに行ってみた! -大手マスコミが一切報道できなかったネトデモの全記録

古谷ツネヒラ

僕が生まれて初めて参加したデモが、昨年8月に行われたこのフジテレビ抗議デモだった。1万人を超す大動員に度肝を抜かれたのはもちろんのこと、その1万人以上が整然と隊伍を組み、統制の取れた行進で粛然と抗議の声をあげる姿には、中 … 続きを読む

世界史の誕生─モンゴルの発展と伝統

岡田英弘

この本は、各国史を年表に従ってエピソードごとに分けて記述した豆知識的な本ではない。歴代王朝の皇帝が持つ「正統」を金科玉条とした中国史(司馬遷の『史記』)と「ヨーロッパとアジアの対立」を軸にした西洋史(ヘロドトスの『歴史』 … 続きを読む

自主防衛を急げ!

日下公人、伊藤貫

「東アジア有事の際、日本が核攻撃に晒されても、アメリカは絶対に助けてくれない」。国際政治では常識のバランス・オブ・パワー(勢力均衡)という戦略を捨て、ひたすらアメリカにバンドワゴン(隷従)する日本は、このままだと国際情勢 … 続きを読む

プリンセス・トヨトミ

万城目学

ちょっと前に話題になり映画化もされた作品だが、残念ながら期待外れ。面白くなかったというわけではないが、前々作の『鹿男あをによし』が、抜群の発想力と先の読めない独特のストーリー展開で非常に引き込まれたのに対し、今作はまるで … 続きを読む

コレキヨの恋文

さかき漣、三橋貴明

バブルが崩壊してからデフレ不況を20年も脱却できずにいて、さらには大震災、マスゴミ、無能政治家という苦境に見舞われている現在の日本。そんな中、内閣総理大臣に就任した34歳の女主人公。彼女は、現在と似たような経済状況だった … 続きを読む

Fate/Zero

虚淵玄、武内崇

アニメで視聴していたが、物語の背景や人物関係が複雑で追い切れなかったので原作にあたった。重厚で緊迫感のあるストーリー、深みのある登場人物もさることながら、歴史上の英傑を召喚し、どんな願望でも叶えるという聖杯を求めてバトル … 続きを読む

ぼくらの祖国

青山繁晴

「日本は第二次世界大戦での敗戦以来、戦勝国アメリカに対しずっと膝を屈し続けている。それは、かつて外国との戦争に破れたこともなければ外国からの支配も受けなかった日本が、敗戦国として律儀すぎたからだ。だから、政治家や官僚はア … 続きを読む

中国人がタブーにする中国経済の真実

石平、福島香織

中国を知悉した石平氏と福島香織氏による対談本。顕在化してきた中国経済の巨大なひずみを政治・社会・文化・外交・軍事などの多角的な面から俯瞰し、文字通り内面からえぐる形で論議が進められていく。具体的には、高速鉄道崩落事故、不 … 続きを読む

スタバではグランデを買え!: 価格と生活の経済学

吉本佳生

喫茶店でのコーヒーの値段設定、家電量販店の出店戦略、携帯電話の複雑な料金プランなどの裏側を、実例を基にまとめた一冊。そのカラクリとは「消費者が手間をかけるのを惜しむか惜しまないか」ということ。販売や流通に携わっている人で … 続きを読む

タブーの正体!: マスコミが「あのこと」に触れない理由

川端幹人

子供の頃は不可解だった「大人の事情」の一端が緻密な筆致で著わされた本。皇室、検察、芸能プロ、宗教などにおけるタブーの正体を曝くとともに、実際にトラブルに巻き込まれた筆者によるタブー解消に向けてのメッセージも込められている … 続きを読む