旅のラゴス

筒井康隆

旅をする人というのは、出発前に定めた目的地に真っ直ぐ向かっていくタイプと、まずは異世界に飛び込んでから旅の目的を探しながら歩を進めていくタイプとがあると思う。果たして本書の主人公ラゴスはどちらのタイプだったのか。一読して … 続きを読む

新人OL、つぶれかけの会社をまかされる

佐藤義典

中堅商社に勤める売多真子は、ある日突然、経営不振が続く傘下のイタリアンレストランの再建を命じられる。入社したてであることに加え、マーケティングのイロハも知らず、そのレストランに行ったことすらない真子にとって、まさに青天の … 続きを読む

新・戦争論 僕らのインテリジェンスの磨き方

池上 彰、佐藤 優

国家においては、政治も軍事も経済も科学技術も、あらゆる力を総合しなければ生存できないのだが、いまの日本は世界からズレている。ズレた日本に暮らす私たち日本人は、あらゆる力を使って生き延びねばならない。とりわけ情報力、分析力 … 続きを読む

「中国の尻馬」にしがみつく韓国

鈴置高史

2015年秋、日本と韓国は完全に異なる道を歩き始めた。日本は安全保障関連法を成立させ、米国をはじめアジア・太平洋諸国とTPPの創設に合意。いずれも米国や「海のアジア」と手を組み、膨張する中国を封じ込めるのが目的だ。一方の … 続きを読む

日本人が知らない地政学が教えるこの国の針路

菅沼光弘

日本では、安全保障の問題を憲法違反だとか違反ではないとか、国内法的な観点からのみ議論している。だが、いま議論しなければならないことは、第一に、日本を取り巻く東アジアの政治・軍事情勢が、経済問題を含めてどうなっているかとい … 続きを読む

アメリカの戦争責任

竹田恒泰

「東京では家はもちろん、犬コロまでB-29で、軍需工場でもないところまで非戦闘員を爆撃したではないか。広島と長崎には原爆を落とした。これは一体どうしたことだね。世界の道義に訴えて世論を喚起すべき性質のものであろう。トルー … 続きを読む

ハプスブルク家

江村 洋

西洋史において、キリスト教と並ぶ基本的な構成要素が「王朝」だ。イギリスのスチュアート朝、フランスのブルボン朝、ロシアのロマノフ朝などは、その国の中心的な役割を果たしたとは言えども、西洋史全体の視野から眺めると時代的にも空 … 続きを読む

ニッポン景観論

アレックス・カー

日本の伝統的な風景とは何かと聞かれたら、何となく「桜」「富士山」「お城」などが思い浮かぶ。だが、実際に駅を出て真っ先に飛び込んでくる風景は、そこらかしこに林立する看板や極彩色のネオンサイン、パチンコ店の大型ビジョンだった … 続きを読む

夏への扉

ロバート・A・ハインライン

「ベル・ダーキンも――そしてマイルズ・ジェントリーもいない世界、いやベルだけはぜったいにいない世界が来るまで、まどろみつづけることができるのだ。ベルが死んで埋葬されてしまえば、あいつを忘れることができる、あいつがぼくにし … 続きを読む

亡国の農協改革 ――日本の食料安保の解体を許すな

三橋貴明

協同組合として利益を追求する株式会社とは異なる理念に基づき、地元コミュニティにサービスを提供している農業協同組合(農協)。その農協は、協同組合の事業コンセプトに則り、各種の事業、あるいは各地区の事業をバランスさせ、トータ … 続きを読む