中国に勝つ 日本の大戦略 プーチン流現実主義が日本を救う

北野幸伯

「日中戦争は、もうはじまっています」という書き出しでスタートする本書。中国崩壊論や日本絶対主義を謳う本が書店を賑わしている昨今、とりとめて過激な言い方には聞こえなくなっているかもしれない。いや、聞こえなくなっているという … 続きを読む

生きるための選択 ―少女は13歳のとき、脱北することを決意して川を渡った

パク・ヨンミ

著者のパク・ヨンミが生まれ育った北朝鮮は、「ショッピングモール」や「自由」という言葉が存在しない国だ。「愛」すらも3代にわたって北朝鮮を支配する金王朝の独裁者たちへの敬愛だけ。政権は外部からのあらゆる情報を遮断し、映画や … 続きを読む

米中もし戦わば

ピーター・ナヴァロ

もしアメリカと中国が戦争をするとしたら、どのようなシチュエーションが考えられるか。その発端から経過、終戦に至るまでのさまざまなシミュレーションが関係各所でなされているが、当然のことながら机上で現実性が高いと見積もられた予 … 続きを読む

中国が喰いモノにするアフリカを日本が救う

ムウェテ・ムルアカ

10億以上の人口を抱え、年平均5%を上回る経済成長を続け、さらには地下に豊富な天然資源が眠っているアフリカ大陸。「ラストフロンティア」と呼ばれはじめてから数十年たったいまも、世界各国の政府や企業、投資家の注目を集めている … 続きを読む

孤立する韓国、「核武装」に走る

鈴置高史

地上配備型ミサイル迎撃システム(THAAD)の在韓米軍基地への配備をきっかけに、韓国が親米派と親中派に分裂した。米中を競わせ、双方から利を得るという朴槿恵大統領の二股外交がもろに裏目に出た結果だ。韓国は米国との同盟を続け … 続きを読む

米中抗争の「捨て駒」にされる韓国

鈴置高史

韓国の米中二股外交が破綻を迎えている。在韓米軍に国土を守ってもらいながら、その一方で中国に傾斜していった韓国。そのあまりに露骨な二股ぶりに米国が怒り出した。離米従中路線の言い訳に使ってきた「慰安婦問題」は2015年末の日 … 続きを読む

中国4.0 暴発する中華帝国

エドワード・ルトワック

2000年以降の中国は「チャイナ1.0」「チャイナ2.0」「チャイナ3.0」というように、ここ15年の間に3度も政策を変更してきた。英国の対外政策は30年ごと、ドイツは50年ごと、ソ連は30年ごと、プーチンのロシアは20 … 続きを読む

中国崩壊後の世界

三橋貴明

中国内モンゴル自治区のオルドス市を訪れた三橋貴明氏。そこで三橋氏は思わず息を呑んでしまう。どこまでも続く広大な道路の両脇に林立する高層マンション群の圧倒的な威容ではなく、これほど開発が行き届いているのに住民をひとりも見か … 続きを読む

「中国の尻馬」にしがみつく韓国

鈴置高史

2015年秋、日本と韓国は完全に異なる道を歩き始めた。日本は安全保障関連法を成立させ、米国をはじめアジア・太平洋諸国とTPPの創設に合意。いずれも米国や「海のアジア」と手を組み、膨張する中国を封じ込めるのが目的だ。一方の … 続きを読む

日本人が知らない地政学が教えるこの国の針路

菅沼光弘

日本では、安全保障の問題を憲法違反だとか違反ではないとか、国内法的な観点からのみ議論している。だが、いま議論しなければならないことは、第一に、日本を取り巻く東アジアの政治・軍事情勢が、経済問題を含めてどうなっているかとい … 続きを読む