海戦史に学ぶ

野村 實

日本は小さな島国だが、3万平方キロメートルに及ぶ世界で3番目の海岸線を持つ海洋国家である。日本本土に住むすべての人の生活を維持するには、近海のシーレーンを活用しつつ、外国と貿易することを絶対的な必要条件としている。太平洋 … 続きを読む

戦争にチャンスを与えよ

エドワード・ルトワック

「戦争には目的がある。その目的は平和をもたらすことだ。人間は人間であるがゆえに、平和をもたらすには、戦争による喪失や疲弊が必要になる」。著者のエドワード・ルトワック氏は、これを論文「戦争にチャンスを与えよ」の主軸とし、外 … 続きを読む

新・戦争論 僕らのインテリジェンスの磨き方

池上 彰、佐藤 優

国家においては、政治も軍事も経済も科学技術も、あらゆる力を総合しなければ生存できないのだが、いまの日本は世界からズレている。ズレた日本に暮らす私たち日本人は、あらゆる力を使って生き延びねばならない。とりわけ情報力、分析力 … 続きを読む

「軍国主義」が日本を救う

倉山 満

「軍国主義」と聞くと、途端に「軍靴の音が……」と虐殺や蹂躙などといった恐怖の対象として意図的に結びつける向きがあるが、これは明確な誤りだ。軍国主義とは「国策の最優先事項が軍事になること」を定義としており、歴史的に国家主義 … 続きを読む

田母神戦争大学 心配しなくても中国と戦争にはなりません

田母神俊雄・石井義哲

日本の戦後の歴史教育では、いわゆる占領軍の歴史を教えられてきた。その洗脳教育を受け続けてきたことにより、日本は政府までもが軍事力の意味を理解していないという国政政治の舞台で致命的な欠落を生じさせるに至った。国際政治の本質 … 続きを読む

世界を戦争に導くグローバリズム

中野剛志

ここ最近の国際秩序の変調は誰の目にも明らかなものとなっている。東シナ海および南シナ海における中国の挑発行為、シリアやエジプト、イラクなど中東の混乱、ロシアによるクリミア半島の奪取などであり、こうした秩序の不安定化は世界各 … 続きを読む

戦争の常識

鍛冶俊樹

冷戦が終結し大国同士による全面戦争の危機は影を潜めたと言っても、世界各地では民族同士の地域紛争や宗教絡みのテロ行為、また尖閣諸島をはじめとする局地的な係争など、戦争の火種はいまも消えることがない。こうした世界情勢を伝える … 続きを読む