問題は英国ではない、EUなのだ

エマニュエル・トッド

2010年以来、グローバリゼーションのダイナミズムが底をつきはじめている。しかも、その兆候が、アメリカとイギリスというグローバリゼーションを発生させた2つの国を例外とせず、むしろとりわけこの2国で現れてきている。アメリカ … 続きを読む

「ドイツ帝国」が世界を破滅させる

エマニュエル・トッド

冷戦崩壊後、EUの東方拡大によってドイツは、社会主義政権下で高い水準の教育を受けた良質で安い労働力を活用し、経済を復活させヨーロッパを支配するに至る。著者のエマニュエル・トッド氏は、これを「ドイツ帝国」と表現する。ドイツ … 続きを読む

2015年 暴走する世界経済と日本の命運

三橋貴明

「日本を取り戻す」をスローガンに掲げ、国民が豊かになるための経済政策を打つことを強く期待されて誕生した第2次安倍政権。ところが、現実の政策を見ると、むしろ実質賃金を引き下げるものが少なくない。その代表が、言うまでもなく2 … 続きを読む

静かなる大恐慌

柴山桂太

リーマンショック、ユーロ危機と金融危機に揺れる現在の世界経済、そしてバブル崩壊後、長引くデフレ不況により国民生活ががらりと様変わりしてしまった我が日本。こうした一連の経済危機において、世界史上、類を見ない規模のマネーが乱 … 続きを読む

ユーロの正体 通貨がわかれば、世界が読める

安達誠司

欧州復権の象徴をとなるべく、域内の通貨を統合し誕生した「ユーロ」。2002年の統合から順調な滑り出しを見せたものの、2008年のリーマンショック後、外国資本の相次ぐ引き揚げによりスペインをはじめとした南欧諸国の不動産バブ … 続きを読む