プーチンとロシア人

木村 汎

プーチンは果たしてどのようなやり方ないしトリックを用いて、国際社会でロシアが実力以上の発言権ないし影響力を持っているかのように見せかけることに成功しているのだろうか。まず思いつく答えは、プーチン・ロシアが準独裁体制の国で … 続きを読む

中国に勝つ 日本の大戦略 プーチン流現実主義が日本を救う

北野幸伯

「日中戦争は、もうはじまっています」という書き出しでスタートする本書。中国崩壊論や日本絶対主義を謳う本が書店を賑わしている昨今、とりとめて過激な言い方には聞こえなくなっているかもしれない。いや、聞こえなくなっているという … 続きを読む

米中もし戦わば

ピーター・ナヴァロ

もしアメリカと中国が戦争をするとしたら、どのようなシチュエーションが考えられるか。その発端から経過、終戦に至るまでのさまざまなシミュレーションが関係各所でなされているが、当然のことながら机上で現実性が高いと見積もられた予 … 続きを読む

日本が全体主義に陥る日 ~旧ソ連邦・衛星国30ヵ国の真実

宮崎正弘

ソ連が崩壊し15の国に分裂してから四半世紀が経過し、その衛星国と呼ばれた15の国もそれぞれ独自の道を歩み出している。米レーガン政権が「悪の帝国」と呼んだ全体主義国家ソ連が潰えたことは「西側、自由主義陣営」の勝利と称えられ … 続きを読む

問題は英国ではない、EUなのだ

エマニュエル・トッド

2010年以来、グローバリゼーションのダイナミズムが底をつきはじめている。しかも、その兆候が、アメリカとイギリスというグローバリゼーションを発生させた2つの国を例外とせず、むしろとりわけこの2国で現れてきている。アメリカ … 続きを読む

2017年 世界最終戦争の正体

馬渕睦夫

現在の世界はグローバル市場化によって世界を統一しようと企んでいる勢力と、国家や民族文化を重視してグローバル市場化といった世界の画一化に反対している勢力との間に、熾烈な闘いが繰り広げられている。言い換えれば、グローバリズム … 続きを読む

孤立する韓国、「核武装」に走る

鈴置高史

地上配備型ミサイル迎撃システム(THAAD)の在韓米軍基地への配備をきっかけに、韓国が親米派と親中派に分裂した。米中を競わせ、双方から利を得るという朴槿恵大統領の二股外交がもろに裏目に出た結果だ。韓国は米国との同盟を続け … 続きを読む

「ドイツ帝国」が世界を破滅させる

エマニュエル・トッド

冷戦崩壊後、EUの東方拡大によってドイツは、社会主義政権下で高い水準の教育を受けた良質で安い労働力を活用し、経済を復活させヨーロッパを支配するに至る。著者のエマニュエル・トッド氏は、これを「ドイツ帝国」と表現する。ドイツ … 続きを読む

北朝鮮発! 「世界核戦争」の危機――世界を翻弄する金正恩の生き残り戦術

菅沼光弘

北朝鮮の新体制が今後どうなるのかを考えるに際して、第一に理解しておかなければならないのは、北朝鮮の正確な内部情報が入手できないということ。北朝鮮は世界の中でも良質な内部情報を流出させないことに成功している唯一の国であると … 続きを読む

大世界史 現代を生きぬく最強の教科書

池上 彰、佐藤 優

民族が移動することで時代が変わる。歴史を振り返ると、かつてのゲルマン民族大移動をはじめ、数々の民族大移動を繰り返して現在のヨーロッパ民族構成が形成された。アフリカの紛争地帯から逃れた難民たちは北アフリカを北上し、密航船で … 続きを読む