プラチナデータ

東野圭吾

警視庁特殊解析研究所で、どんなに迷宮入りしそうな完全犯罪でも、たちどころに犯人を絞り込めてしまう画期的なシステムの研究が進められていた。犯人の分析物からDNA情報を解析し、データベースに登録された親族のDNAと照合するこ … 続きを読む

旅のラゴス

筒井康隆

旅をする人というのは、出発前に定めた目的地に真っ直ぐ向かっていくタイプと、まずは異世界に飛び込んでから旅の目的を探しながら歩を進めていくタイプとがあると思う。果たして本書の主人公ラゴスはどちらのタイプだったのか。一読して … 続きを読む

夏への扉

ロバート・A・ハインライン

「ベル・ダーキンも――そしてマイルズ・ジェントリーもいない世界、いやベルだけはぜったいにいない世界が来るまで、まどろみつづけることができるのだ。ベルが死んで埋葬されてしまえば、あいつを忘れることができる、あいつがぼくにし … 続きを読む

ルーズヴェルト・ゲーム

池井戸潤

本書のタイトルとなっている「ルーズヴェルト・ゲーム」とは、8対7で競り合っている野球の試合のこと。野球でいちばん面白いスコアとされ、アメリカのフランクリン・ルーズヴェルト大統領が言ったというのがそもそもの起源ということだ … 続きを読む

続・竹林はるか遠く―兄と姉とヨーコの戦後物語

ヨーコ・カワシマ・ワトキンズ

終戦直後の混乱期、朝鮮の羅南(現在の北朝鮮清津市)にて裕福な暮らしをしていた川嶋家は、南下してくるソ連軍の襲撃から逃れるため、日本本土を目指した。本作の主人公である擁子は、母と姉の好とともに貨物列車で朝鮮関東南部の釜山ま … 続きを読む

わたしを離さないで

カズオ・イシグロ

ヘールシャムという、イギリスのどこかの片田舎に存在した施設。ここで幼年期・少年期を過ごした男女は、やがて「提供者」あるいはそれを補助する「介護人」として巣立つことになる。主人公のキャシーもそこで青春時代を送ったうちのひと … 続きを読む

銀翼のイカロス

池井戸 潤

東京中央銀行本店の営業第二部次長として腕を振るう半沢直樹は、ある日、部長の内藤に呼び出される。そこで、経営破綻が噂されている帝国航空の再建計画を任される。本来、資本系列の大企業を主要取引先とする営業第二部が担う案件ではな … 続きを読む

ロスジェネの逆襲

池井戸潤

東京中央銀行から、系列子会社である東京セントラル証券へ出向を命じられた半沢直樹。営業企画部長として腕を振るう中、IT企業の雄である電脳雑技集団の平山社長より、検索エンジンでトップシェアを誇る東京スパイラルを買収したいとい … 続きを読む

64(ロクヨン)

横山秀夫

D県警に勤務する三上は、かつて刑事部にその名を轟かせた敏腕刑事で、いずれは刑事部長の椅子に付くと目されていたほどの男だった。だが、そんな中、警務部秘書課の広報官への異動を命じられ、県内で発生した事件・事故の発表をめぐって … 続きを読む

顔のない独裁者 「自由革命」「新自由主義」との戦い

さかき漣、三橋貴明

201X年、日中両国は尖閣諸島の領有権争いの末、「極東戦争」に突入。はじめは練度で勝る海上自衛隊の活躍により中国軍を撃退していた日本であったが、北朝鮮の参戦により戦局は次第に中国有利に傾く。日米安保条約を根拠にアメリカに … 続きを読む