なぜ飼い犬に手をかまれるのか

日高敏隆

動物には、種によってそれぞれの生き方があり、「言い分」がある。猫は群れないでひとりで生きてきたので、私たちの言うことをなかなか聞かない。一方、犬は集団で獲物を捕ることで生きてきた。集団であれば、誰がリーダーであるかが問題 … 続きを読む

警視庁科学捜査最前線

今井 良

日本の警察捜査の真骨頂といえば、刑事が刑事手帳を見せて聞き込みをする「地取り」と呼ばれる捜査だ。凶悪事件が発生して特別捜査本部が立ち上がると、本部のみならず周辺警察からも人員を大量動員し、一斉に捜査を展開。捜査員が2人1 … 続きを読む

新・リーダー論 大格差時代のインテリジェンス

池上彰、佐藤優

池上彰氏と佐藤優氏による対談シリーズ第3弾。今回のテーマは「リーダー」だが、大衆迎合型ポピュリズムが勢いづいている現在の世界情勢において、一元的に語るのは難しいという。英国のEU離脱、米国大統領でのトランプの躍進(本書の … 続きを読む

2017年 世界最終戦争の正体

馬渕睦夫

現在の世界はグローバル市場化によって世界を統一しようと企んでいる勢力と、国家や民族文化を重視してグローバル市場化といった世界の画一化に反対している勢力との間に、熾烈な闘いが繰り広げられている。言い換えれば、グローバリズム … 続きを読む

国のために死ねるか

伊藤祐靖

著者で元海上自衛官の伊藤祐靖氏は、1999年3月22日の能登半島沖不審船事件が起きた日、北朝鮮の工作船を追うイージス艦「みょうこう」の艦上にいた。自衛隊発足以来初の海上警備行動が発令され、最大戦速で追尾しながら威嚇射撃を … 続きを読む

情報参謀

小口日出彦

著者の小口日出彦氏は、パースペクティブ・メディア社の代表取締役として、情報分析と情報表現のコンサルティングを手がけている。その小口氏のもとに、2009年11月、自民党からとある依頼が届いた。同年8月の衆議院選挙で民主党に … 続きを読む

マスコミが報じないトランプ台頭の秘密

江崎道朗

周知の事実であるが、2016年11月8日のアメリカ大統領選挙で、民主党のヒラリー・クリントン候補を破り、共和党のドナルド・トランプ候補が当選。そして、今年1月20日、トランプ氏は正式に第45代アメリカ大統領に就任した。政 … 続きを読む

パナマ文書 : 「タックスヘイブン狩り」の衝撃が世界と日本を襲う

渡邉哲也

パナマ文書は、パナマにある「モサック・フォンセカ」という法律事務所によって作成されたもので、この事務所が関わる1970年代からの40年に及ぶオフショア金融センターを利用する企業や人の取引情報である。オフショアの多くは、税 … 続きを読む

クライマーズ・ハイ

横山秀夫

日航ジャンボ機が群馬県御巣鷹山に墜落した日、地元紙である北関東新聞は蜂の巣をつついたような大騒ぎに見舞われた。事故現場は地元、しかも乗客乗員500人以上が犠牲となった未曾有の航空事故。全国の注目が集まる中、地元紙のプライ … 続きを読む

国土が日本人の謎を解く

大石久和

日本人は「流れる歴史」を持つ民族であり、ヨーロッパ人は「積み重なる歴史」を持つ民族。前者はきれいさっぱり流れてしまって改めて作り直さなければならず、後者は流したくとも積み重なってこびり付いているものの拘束から解放され得な … 続きを読む