死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日

門田 隆将

2011年3月11日の東日本大震災発生後、未曾有の巨大津波に襲われた福島第一原発。その圧倒的な自然の猛威により全電源が喪失し、原子炉の炉心を冷却する術が失われてしまった。このまま炉内の温度が上がっていくとメルトダウン(炉 … 続きを読む

ブラック企業 日本を食いつぶす妖怪

今野晴貴

バブル崩壊後、年功終身雇用の終焉とグローバル経済の浸透により、かつて日本企業の良心であった家族的経営方針が消尽。その代わりに、IT関連を中心とする新興産業において、猛烈な収益向上のみを旗印に掲げ、従業員、特に新入社員をは … 続きを読む

あなたのすぐ隣にいる中国のスパイ

鳴霞

「中国」と聞いて、中華料理や万里の長城、紫禁城、三国志、パンダなど、歴史や文化に根ざしたものを連想するのは、一般的な日本人として極めて普通の反応であると思う(パンダはチベット原産ではあるが)。それはいい。だが、「中共(中 … 続きを読む

僕はミドリムシで世界を救うことに決めました。

出雲充

59種類もの栄養素を生み出し、光合成により二酸化炭素を吸収し、しかも「バイオ燃料」を取り出すこともできるミドリムシ。5億年前の太古から存在し続けているその生命力はもちろんだが、何より飢餓や天然資源枯渇などの問題を解決する … 続きを読む

政府はこうして国民を騙す

長谷川幸洋

東京新聞論説副主幹にして攻めのジャーナリスト長谷川幸洋氏が、霞ヶ関を取り巻く「既得権益」という名の暗霧を一刀両断する。記者クラブに代表される官僚からのプロパガンダ強要は、マスコミはもちろん、永田町にも根深く蔓延し、すでに … 続きを読む

誰も語れなかった沖縄の真実 ――新・沖縄ノート

惠隆之介

沖縄は本土から米軍基地を押しつけられ忍従を強いられている、沖縄は広大な土地を無理やり収奪されている、沖縄は旧日本軍によって集団自決を迫られた悲劇の歴史がある、そして沖縄は琉球王国の時代を懐古し独立したいという願望を持って … 続きを読む

偽情報退散! マスコミとお金は人の幸せをこうして食べている

THINKER

ひと昔前、どのTV局でも放送していた少年向けSFアニメには、必ずと言っていいほど、ヒーローの敵役に「世界征服を企む博士」が登場する。ミニチュアの地球を見下ろしながら、不敵な笑みのもと、凶悪な殺人ロボットを送り込むというの … 続きを読む

暗号解読

サイモン・シン

「極秘指令をいかに安全に味方に届けるか」。戦争、外交、はてはロマンスに至るまで、人類永遠の課題と言っても過言ではない暗号にまつわるエピソードを克明に綴ったドキュメント。上巻では原始的な換字方式による通信からドイツ軍のエニ … 続きを読む

ドキュメント秘匿捜査 警視庁公安部スパイハンターの344日

竹内明

日本国内で諜報活動を行うロシア人機関員を追い続ける、警視庁公安部外事一課四係。所轄の婦警がロシア大使館公用車を偶然発見したことがきっかけで、ロシア人機関員が自衛隊幹部と接触して内部情報を得ている事実を掴み、その後約1年に … 続きを読む