大間違いの太平洋戦争

倉山 満

著者の倉山満氏が冒頭で語っているように、本書は太平洋戦争という呼称の誤りこそ指摘するが、そのものを論じてはいない。満洲事変から大東亜戦争(俗に言う太平洋戦争)に至る史観でよくありがちな「欧米の持てる国々に取り囲まれた日本 … 続きを読む

蒼海に消ゆ 祖国アメリカへ特攻した海軍少尉「松藤大治」の生涯

門田隆将

アメリカ・カリフォリニア州サクラメントにて、日系二世のアメリカ人として生を受けた松藤大治。頭脳明晰の秀才であるだけでなく温厚な人柄により誰からも慕われた松藤は、剣道やボーイスカウトに明け暮れる毎日を過ごしながら現地のジュ … 続きを読む

テキサス親父の「怒れ! 罠にかかった日本人」

トニー・マラーノ

「Hi,folks!」で始まる動画でお馴染みの、テキサス親父ことトニー・マラーノ氏。テキサス在住のアメリカ人でありながら、中韓などからのプロパガンダにやられまくっている日本を擁護する内容の動画を多く配信し続けていることは … 続きを読む

「踏み絵」迫る米国 「逆切れ」する韓国

鈴置高史

2013年9月、アメリカのヘーゲル国防長官が訪韓した折、韓国にミサイル防衛(MD)への参加や日米韓の三国軍事協力体制の強化を呼びかけるが、朴槿恵大統領は従軍慰安婦問題を持ち出しすべて断った。これを皮切りに、アメリカは韓国 … 続きを読む

失敗の本質―日本軍の組織論的研究

戸部良一・寺本義也・鎌田伸一・杉之尾孝生・村井友秀・野中郁次郎

ノモンハン、ミッドウェー、ガダルカナル、インパール、レイテ、沖縄。これら大東亜戦争を中心に行われた局地戦において共通するものは何か。答えは言うまでもなく「敗北」である。だが、敵(米軍・英軍・ソ連軍)と比べて、兵の練度や士 … 続きを読む

2014年の「米中」を読む!

古森義久氏、矢板明夫

いまや国際政治はアメリカと中国に振り回されていると言っても過言でなく、日本の命運もそうした両国のうねりによって根幹から左右されているという現実がある。私たち日本人が、自分の国の興亡の見通しをより良く感知するためには、どう … 続きを読む

アメリカはなぜイスラエルを偏愛するのか

佐藤唯行

なぜ歴代のアメリカ大統領ならびに連邦議員団は、自国の戦略的利害にかなう包括的中東和平を犠牲にしてまで、イスラエルに露骨な肩入れを行うのだろうか。その理由として、大きくユダヤ票とユダヤマネーのふたつがあげられる。ユダヤ人は … 続きを読む

いつまでもアメリカをアテにするな!

田母神俊雄

田母神俊雄氏の主張はすべて本書のタイトルに集約されている。つまり、何でもアメリカの言う通りにしていればいいとの信仰心は捨て、「自分の国は自分で守る」という当たり前の感覚を取り戻そうということだ。だが、永田町の現状は、アメ … 続きを読む

日本人が知らない世界と日本の見方

中西輝政

国際政治学ないし国際関係論とは何かと問われたら、国家間の政治や外交、戦争の歴史を学ぶものですと、曖昧ながらもそれらしい返答をすることはできる。満点ではないだろうが誤りでもないだろう。だが、京都大学名誉教授の中西輝政氏が学 … 続きを読む

英国人記者が見た連合国戦勝史観の虚妄

ヘンリー・S・ストークス

著者のヘンリー・S・ストークス氏が子どもだった第二次世界大戦の頃、故郷の町をアメリカ軍の戦車隊が通り過ぎていったことがあった。笑顔で子どもたちにお菓子を投げるアメリカ兵の姿を見て、ストークス氏は、アメリカは強大な力で世界 … 続きを読む