防災立国–命を守る国づくり

三橋貴明

2011年3月11日に発生した東日本大地震、そして1950年代の高度経済成長期に建設された道路や橋梁などのインフラの老朽化が重大事故を引き起こす現実が、「国土強靱化」に対する国民意識を一気に加熱させるに至った。だが、その … 続きを読む

官僚の反逆

中野剛志

昨今のTPP騒動の中で、「外国の力を国内に意図的に引き込んで、日本の政治を動かしてやる」と公言する官僚が現われた。国益のために奉仕すべき官僚が、こともあろうか米国からの“ガイアツ”を頼み込んでまで、国家ひいては自由民主主 … 続きを読む

希臘から来たソフィア

さかき漣、三橋貴明

曾祖父の代からの地盤と名声を受け継ぎながら、若さゆえの増長により有権者の支持を失い総選挙で落選してしまった橘航太郎。“選挙浪人”となってしまっただけでなく、後援会のメンバーと大げんかしてしまい次第に孤立していく。そんな中 … 続きを読む

始めよう。瞑想―15分でできるココロとアタマのストレッチ

宝彩有菜

1日たった15分瞑想するだけで、心も体もこれまでとはまるで別人のように生き生きとしてくる。そのコツは、頭の中からすべての邪念を取り除き、何も考えない状態を継続すること。ともすれば宗教的な儀式と勘違いされがちではあるが、「 … 続きを読む

静かなる大恐慌

柴山桂太

リーマンショック、ユーロ危機と金融危機に揺れる現在の世界経済、そしてバブル崩壊後、長引くデフレ不況により国民生活ががらりと様変わりしてしまった我が日本。こうした一連の経済危機において、世界史上、類を見ない規模のマネーが乱 … 続きを読む

国難の正体――日本が生き残るための「世界史」

馬渕睦夫

「人・物・金」の行き来を自由にするグローバリズムの美名のもと、国境を消滅させ各民族を均質化することで、ある特定層だけが世界を支配する計画が現在進行形で行われている。その特定層こそが、国際主義の名を借りた共産主義者であり、 … 続きを読む

経済の自虐主義を排す: 日本の成長を妨げたい人たち

三橋貴明

日本人を骨抜きにするため戦後教育により植えつけられた「自虐史観」に対し、日本経済の復活は絶対にあり得ないという「経済的自虐主義」。その本旨は、世界最高水準の国債発行残高により近い将来日本は破綻する、貿易依存国家である日本 … 続きを読む

精霊の守り人

上橋菜穂子

女用心棒バルサは、ある日、牛が暴れたことで車から川に放り投げられた皇子チャグムを助ける。その功績により王宮にて手厚い歓待を受けるが、実は、王宮に蠢くある陰謀からチャグムを救ってほしいという王妃の懇願を受けるためだったこと … 続きを読む

ユーロの正体 通貨がわかれば、世界が読める

安達誠司

欧州復権の象徴をとなるべく、域内の通貨を統合し誕生した「ユーロ」。2002年の統合から順調な滑り出しを見せたものの、2008年のリーマンショック後、外国資本の相次ぐ引き揚げによりスペインをはじめとした南欧諸国の不動産バブ … 続きを読む

新島八重 愛と闘いの生涯

吉海直人

幕末の会津藩に生まれた八重は、「ならぬことはならぬ」を訓戒とした厳しい教育方針の中でも、勝ち気で男勝りな性格により奔放な少女時代を送る。やがて戊辰戦争が勃発し会津に戦火が及ぶと、先の鳥羽伏見で戦死した弟の戦装束を身につけ … 続きを読む