北海道を守った占守島の戦い

上原 卓

終戦の聖旨から3日後の昭和20年8月18日、千島列島最北端の占守島(しゅむしゅとう)にソ連軍が侵攻してきた。同地に駐屯していた第91師団も他の日本将兵と同じく、敗戦の無念を胸に武装解除を進めていたのであったが、この急報を … 続きを読む

ミャンマー 驚きの素顔 現地取材 アジア最後のフロンティア

三橋貴明

軍事政権から民政へと移行したことにより経済制裁が解除され、海外からの投資ラッシュに沸くミャンマー。欧米の制裁に追随し一時撤退していた日本からも、反日暴動のリスクがある中国の代替地として一気に注目を浴び、数々の日系企業の進 … 続きを読む

自滅する中国

エドワード・ルトワック

年率10%以上という驚異的な成長率で経済大国として台頭してきただけでなく、その圧倒的な経済力で著しい軍拡を果たしている中国。国際的に急上昇した影響力を担保に、あからさまな領土的野心を隠そうともせず近隣諸国の島嶼部に押しか … 続きを読む

白洲次郎 占領を背負った男

北 康利

第二次大戦終結後、新憲法制定の現場でGHQとの壮絶な立ち回りを演じた白洲次郎の一生を描いた力作。吉田茂の懐刀として終戦連絡事務局次長を任された次郎は、“民主化”を謳いつつもその実日本を二度と国際舞台に立たせまいとする民政 … 続きを読む

間違いだらけの憲法改正論議

倉山満

昨年12月の総選挙で政権を奪回すると、続く参議院選挙でも圧勝した安倍自民党。これにより安定した政権運営が確実となり、安倍総理が総選挙前から訴え続けてきた「憲法改正」が現実味を帯びてきた。戦後レジームからの脱却を旗印に、そ … 続きを読む

下町ロケット

池井戸潤

東京都大田区にて、小型エンジンの製造開発に取り組んでいる佃製作所。元宇宙工学エンジニアである佃航平社長を先頭に、最先端の技術力とたゆみない熱意を傾けて開発したエンジンは、取引先から高い評価を受けており、下町の中小企業とい … 続きを読む

韓流時代劇と朝鮮史の真実 朝鮮半島をめぐる歴史歪曲の舞台裏

宮脇淳子

「朱蒙」「太王四神記」「宮廷女官チャングムの誓い」「イ・サン」など、日本でヒットした韓流ドラマを例に取り、古代から現代に至るまでの朝鮮半島の歴史を紐解いていく。著者の宮脇淳子氏がひとつの作品につき百話まである長いドラマを … 続きを読む

死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日

門田 隆将

2011年3月11日の東日本大震災発生後、未曾有の巨大津波に襲われた福島第一原発。その圧倒的な自然の猛威により全電源が喪失し、原子炉の炉心を冷却する術が失われてしまった。このまま炉内の温度が上がっていくとメルトダウン(炉 … 続きを読む

人生がときめく片づけの魔法

近藤 麻理恵

買った物、もらった物、思い入れのある物など、捨てられず溜まっていく一方で、知らぬ間に部屋が圧迫され息苦しく感じられるようになっていく。「片づけなきゃ」と思い一念発起して腕まくりをするが、今度は何から手を付けたらいいのか、 … 続きを読む

夢をかなえるゾウ2 ガネーシャと貧乏神

水野敬也

人生のどん底に落ち込んだ主人公のもとにふらっと現れた、象の姿をした神様、ガネーシャ。コテコテの関西弁でどやしつけながら、本当に勇気づけに来たのか、ただ単にからかいに来たのかわからないほど破天荒な振る舞いで主人公を翻弄して … 続きを読む